Gensei – 福岡在住のWebデザイナー・フォトグラファー げんせい

脱カメラ初心者!カメラのF値(絞り値)を理解しよう

2018-02-03
カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

脱カメラ初心者コラム

こんにちは。三度の飯よりカメラのことが好きなげんせいです。
始まりました脱カメラ初心者コラム。こちらのコラムはカメラ任せのAUTOモードを卒業し、マニュアルモードでの撮影を目指すコラムです。
第一弾は表現出来る世界がグッと広がるF値(絞り値)について説明していこうと思います。
この記事を読めば絞り優先モード(CanonならAvモード・NIKON/OLYMPUSならAモード)が使えるようになると思います。

F値を制する者はピントを制す

今回はF値(絞り値)について解説していこうと思います。
F値(絞り値)を理解するだけでも表現出来る世界はグッと広がります。極力簡単に、無駄な説明を省いて行きますので最後までどうぞよろしくお願いします。

そもそもF値(絞り値)ってなんぞ?

一言で言えば【レンズに入ってくる光の量を調節する絞りの値】です。まず実際に絞りを見てみましょう。
カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう
レンズの真ん中に羽根が重なっているように見える部分がありますね。この羽根を使って入ってくる光の量を調節しています。
実際にF値を変えると下のように羽根が動いて穴の大きさが変わります。

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:1.4

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:4

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:8

写真で見たらわかる通りに数値が小さければ絞りは広がり、逆に数値を大きくすると絞られて穴が小さくなります

F値(絞り値)を変えると写真はどう変わるのか

さて、次は実際にF値(絞り値)を変更すると写真がどういう風に変化するかを説明して行きたいと思います。
F値を変更する理由としては、次の二点があります。

  1. ピントの合っている範囲(被写界深度)を変える
  2. 取り込む光の量を増やして明るくする

個別に説明して行きたいと思います。

1.ピントの合っている範囲(被写界深度)を変える

まずは被写界深度とは何かを説明します。
一言で言えば被写界深度とはピントの合っている平面と、その前後の写真の焦点が合っているように見える範囲のことを言います。
厳密に言うとピントの合っている平面と言うのは一つしかありません。それをF値を変更することによってそのピントの合っている平面の前後もピントが合っていると言ってもおかしくないような状態にするのです。
厳密に言うと難しくなってしまいますが、【ピントが合っている範囲 = 被写界深度】と言う認識で問題ないです。

【ピントが合っている範囲が広い = 被写界深度が深い】【ピントが合っている範囲が狭い = 被写界深度が浅い】と言うので覚えておきましょう。

前置きが長くなってしまいましたね。では実際その被写界深度をコントロールするには何を使うか…御察しの通り、ここで出てくるのが【F値(絞り値)】です。

要するに【F値(絞り値)を変更すればピントの合う範囲(被写界深度)をコントロール出来ますよ】ってことです。

実際にF値(絞り値)を変更した写真がこちらです。ピントは手前の電氣ブランに合わせています。

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:1.4で撮ると…

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

後ろの瓶はボケます

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:4で撮ると…

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:1.4より瓶がボケません

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:8で撮ると…

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:4より更に瓶がボケません

このように、F値(絞り値)を変更すればピントの合う範囲(被写界深度)をコントロール出来ます。
ピントの合っている平面の前後をボカしたいならF値(絞り値)を小さく、前後にもピントを合わせたいならF値(絞り値)を大きくしましょう。

2.取り込む光の量を増やして明るくする

もう一つは取り込む光の量を増やす、と言うことです。説明の前にF値(絞り値)以外を固定した写真を二枚見てもらいましょう。

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:1.4

カメラのF値(絞り値)を理解してカメラ初心者から卒業しよう

F値:4

はい、全然違いますね。光を取り込む穴のサイズが違うので写真の明るさ自体が変わる、と言うことです。

明るさはF値(絞り値)以外で調整しよう

F値(絞り値)を小さくすれば写真自体は明るくなります。しかし個人的には写真を明るくするためにF値(絞り値)を変更するのは極力避けた方がいいと思います。
何故避けたほうがいいかと言うと、【被写界深度】が写真の表現において一番重要な要素と考えるからです。

例えば雰囲気のあるバーで写真を撮影するとします。
バーの全体を撮りたいのに「バーの店内が暗いから」とF値(絞り値)を小さくすると被写界深度が浅くなり、バー全体にピントが合わなくなってしまいます。
バー全体を撮りたいのにピントが全体に合わないとなると、本末転倒ですね。

じゃあどうやって明るくするか…答えは簡単、それ以外の要素で調整すればOKです。
環境光やフラッシュを除いて、基本的に写真の明るさは、【F値(絞り値)】、【シャッタースピード】、【ISO感度】、この3つで決まります。
なのでF値(絞り値)を変えたくなければ、シャッタースピードやISO感度で明るさを調整すればいいのです。
シャッタースピードやISO感度ってなんぞ?って方は次回以降のコラムで説明しますね。少々お待ちください。

まとめ

長々と説明してきましたF値(絞り値)。ここまで読んだあなたはF値(絞り値)マスターと言っても過言ではないですね。
まずはF値(絞り値)以外を自動で最適にしてくれる絞り優先モード(CanonならAvモード・NIKON/OLYMPUSならAモード)で被写界深度のコントロールをマスターしましょう。
もし何かF値(絞り値)について不明な点などありましたらこちらからお問い合わせください。件名に【F値(絞り値)について】と入れてもらえますと助かります。

F値(絞り値)でピントの合っている範囲(被写界深度)をコントロールする

ピントの合っている平面の前後をボカしたいならF値(絞り値)を小さく、前後にもピントを合わせたいならF値(絞り値)を大きく。

F値(絞り値)で取り込む光の量を調整出来るが、極力避ける

F値(絞り値)は基本的にはピントの合っている範囲(被写界深度)のコントロールに。明るさ調整に使うのは最後の手段。

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