脱カメラ初心者コラム 第2弾
こんにちは。三度の飯よりカメラのことが好きなげんせいです。
脱カメラ初心者コラム 第2弾は撮りたいものによって調整しなければならないシャッタースピードについて説明していこうと思います。
この記事を読めばシャッタースピード優先モード(CanonならTvモード・NIKON/OLYMPUSならSモード)が使えるようになると思います。
シャッタースピードを制する者は被写体を制す
今回は取り上げるシャッタースピードは、人、風景、夜景など被写体によって必ず使い分けなければいけないものです。
シャッタースピードを理解すれば被写体を撮りたいイメージで撮影することが出来ます。極力簡単に、無駄な説明を省いて行きますので最後までどうぞよろしくお願いします。
そもそもシャッタースピード(SS)ってなんぞ?
シャッタースピード(通称SS)とは何かと言うと、シャッターを開いてセンサーに光を当てている時間のことを指します。
シャッタースピードが早いとシャッターが開いている時間が短く、シャッタースピードが遅いとシャッターが開いている時間が長くなります。
シャッタースピード(SS)を変えると写真はどう変わるのか
さて、次は実際にシャッタースピード(SS)を変更すると写真がどういう風に変化するかを説明して行きたいと思います。
シャッタースピード(SS)を変更する理由としては、次の三点があります。
- 被写体の動きを止めたり、逆に動きを表現したりする
- 取り込む光の量を調節する
- シャッタースピードを速めて手ブレしないようにする
個別に説明して行きたいと思います。
1.被写体の動きを止めたり、逆に動きを表現したりする
これは実際に見てもらった方がわかりやすいかと思います。
二枚の写真はどちらもバスのある位置にピントを合わせています。
もう1つ、こちらはシャワーの当たっている手にピントを合わせています。
左は1/1000秒、右は1/13秒、ISO感度はオートに設定。左は水が水が止まって見え、右は流れる水が線になっていますね。
このようにシャッタースピードが早いと被写体の動きが止まり、遅いと動きを表現することが出来ます。
2.取り込む光の量を調節する
2つ目は取り込む光の量を調整です。そこまで難しく考える必要はありません、シンプルに考えましょう。
【シャッタースピード遅くなる=シャッターが開いている時間が長くなる(センサーに当たる光の量が増える)】ということは結局、【光の量が多くなる=明るくなる】ということです。実際に例を見て見ましょう。
左は1/160秒、右は1/50秒、ISO感度はどちらも1600です。
このようにシャッタースピードを調整することにより明るさを調整することができます。
3.シャッタースピードを速めて手ブレしないようにする
3つ目は手ブレの抑制です。
シャッタースピードと切っても切れない関係の手ブレ。手ブレを防ぐにはシャッタースピードを速くすればOKです。
じゃあどれくらのシャッタースピードで撮ればいいかっていう話ですが、基準として言われているのは【1/焦点距離(秒)】です。
例えば50mmの単焦点の場合は1/50秒より速く、85mmの単焦点の場合は1/85秒より速く、ということになります。
広角の方が手ブレしにくく望遠の方が手ブレしやすい、ということですね。
まとめ
長々と説明してきましたシャッタースピード(SS)。ここまで読んだあなたはシャッタースピード(SS)マスターと言っても過言ではないですね。
動きの表現を調整したいときは、シャッタースピード優先モードで撮影してみましょう!…と言っても私はシャッタースピード優先モードってほとんど使ったことないんですがね(笑)
もし何かシャッタースピード(SS)や手ブレについて不明な点などありましたらこちらからお問い合わせください。件名に【シャッタースピード(SS)について】と入れてもらえますと助かります。
被写体の動きをコントロールし、表現する
被写体の動きを止めたいならシャッタースピードを速く、動きを表現したいならシャッタースピードを遅く。
手ブレしないシャッタースピードを意識する
【1/焦点距離(秒)】を基準に考えてシャッタースピードを考える。