AMPとは?SEOに効果はあるの?モバイルページの高速化を導入してみる
皆さんお疲れさまでございます。福岡でWebデザイナー・フォトグラファーやっとります、げんせいです。
今回はGoogleが推進するモバイルページの高速化 AMPを当サイトにも一部導入しましたので解説していきたいと思います。
そもそもAMPってなんぞ?
AMP(読み:あんぷ)とは、Accelerated Mobile Pagesの頭文字を取った略称で、Google、Twitter、WordPressなどが共同参加しているプロジェクト・フレームワークの総称です。
AMPはモバイルページの表示を高速化し、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指してプロジェクトがスタートしました。
AMPに適しているサイト・コンテンツ
AMP は、ニュース記事、動画、ブログ、商用ページ、GIF など、すべてのコンテンツに効果を発揮できるようにすることを目指しています。
Accelerated Mobile Pages Project – AMP
AMPはもともとは記事ページのみのサポートでしたが、現在はいろいろなサイトやコンテンツをサポートしています。
その中でもニュースサイトや新着情報やコラムのあるサイトなど、メディアを提供する情報サイトはAMPは非常に有効といえます。
AMP導入のメリット
モバイルページの表示を高速化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる
AMP導入のメリットはやはりモバイルページの高速化によるユーザーエクスペリエンスの向上です。
ユーザーの離脱率はWebページの読み込みが2秒で9%、5秒過ぎると40%近くになるというデータがあります。
AMPを導入する事によりWebページの読み込みを高速化し、ユーザーの離脱率を下げることができます。
モバイル検索結果でカルーセル表示される
モバイルの検索結果でトップニュース箇所にカルーセルで記事が大きく表示されます。
画像とテキストが表示されるのでクリック率が上がる可能性があります。
AMP導入のデメリット
デザイン・コーディングに自由がない
AMPは高速化のためにHTMLやCSS、JavaScriptにいろいろな制限があります。特にインタラクティブなサイト制作は現状かなり難しいといえます。
AMPページは基本的にシンプルな画像・テキストによるデザインになります。
直帰率が上がる
いろいろな記事を見てみると、直帰率が上がるという記事を多く目にします。
デザインやレイアウト・動線の制限時より通常回遊するはずだったユーザーがそのまま離脱してしまい、直帰率が上がるようです。
AMPページのURLがオリジナルドメインと異なる。
AMPページはAMP CDN サーバーにキャッシュされるとGoogleドメインのページに飛ばされます。
AMP元ページ:
https://gensei.net/camera/sigma-50mm-dg/amp/
キャッシュされたページ:
https://www.google.com/amp/s/gensei.net/camera/sigma-50mm-dg/amp/
表示に問題はないのですが、オリジナルサイトと異なるドメインはフィッシングサイトなどを警戒するユーザーにはあまりいいとは言えないかもしれません。
GoogleはオリジナルドメインでのAMPページのキャッシュのめどがたったとしていますが、当初2018年後半の実装予定でしたが、2019年現在でも実装されていません。
AMPに関しての疑問
Googleのランキングに影響はあるの?SEOに効果的なの?
AMPを導入しても無条件でランキングが上がるということはないとGoogleからの発言が確認されています。
しかしモバイルページの高速化はユーザビリティの向上に繋がります。ユーザビリティが向上することにより滞在時間や離脱率が改善され、結果的にSEOに効果があることは十分ありえます。現状、相関関係はあるが直接的な因果関係はないと言えます。
しかしGoogleが推進しているプロジェクトなので、今後のランキングへの影響はあるかもしれません。
AMPエラーはペナルティをうけるのか?
GoogleからAMPエラーに関してランキングに影響はないとの発言があります。AMPページとして認識されないだけでそれ以外のペナルティはないようです。
まとめ
今回はGoogleが推進しているAMPについて解説しました。
AMPの目的はモバイルページの高速化、ユーザーエクスペリエンスの向上と非常にわかりやすいものです。
すぐすぐにランキングに影響するようなものではないので、導入するデメリットをきちんと理解し、必要な部分から導入してみることをオススメします。
ちなみにですが当サイトは現在カメラのコラムページにのみAMPを実装しています。
必要ならばAMPを導入し、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指しましょう!
次回は実際のAMPの仕組みと導入方法を解説しようかと思いますのでどうぞよろしく。